National Trust

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Property プロパティ

vol.03


ワイトウィック・マナー

木骨造りの美しさが際立つワイトウィック・マナー。

 英国各地に残る壮麗な貴族の館や美しい庭園は、人々が培ってきた豊かなライフスタイルを今に伝えています。そんなワンランク上の古き良き英国テイストを「レトロリッチ」として、ナショナル・トラスト 2016 秋冬コレクションのテーマとしました。
 テーマプロパティは、ハート・オブ・イングランド(中部イングランド)にあるワイトウィック・マナー(Wightwick Mannor)とサドベリー・ホール(Sudbury Hall)が選ばれました。いずれも、ハート・オブ・イングランドらしい美しい自然に囲まれた邸宅で、草花や果実など自然をモチーフにした壁紙や家具、タイルやカーペットが、古き良き時代を偲ばせ、心豊かな時代の香りをお届けします。

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上:モリスのアカンサスの壁紙をはじめ、自然の生命力を表現したインテリアに包まれて。/左:外観、調度品、庭園とすべてにおいて最高を追求したサドベリー・ホール。

 田園風景に彩られたダービーシャーに建つ「サドベリー・ホール」は、1995年にBBCで放映された『プライドと偏見』のダーシーの家として登場したことでも知られています。
 サドベリー・ホールは1660年から20年もの歳月をかけ、ジョージ・バーノン卿によって建設されました。それは彼の社会的地位を誇る夢の邸宅でした。内部は一流の職人の技を駆使した漆喰細工、木彫り、壁画、彫刻、天井画で彩られ、洗練された雰囲気を漂わせています。バーノン家一族の肖像画が飾られた51mものロング・ギャラリー、壮麗な天井画と見事な彫刻の手すりの大階段など見逃せないものばかり。
 1840年から3年間は、ウィリアム4世のアデレード女王の居宅でもありました。グレートホールからドロウイングルーム、ファミリールームへと歩いていけば、当時の憧れの王侯貴族の暮らしに包まれるようです。

サドベリー・ホール01
サドベリー・ホール02
サドベリー・ホール03

ゴージャスなロング・ギャラリーや調度品は往時の貴族の暮らしを偲ばせます。秋冬コレクションではアッシュゴールドやスイートレッドなど、美しくも複雑な色合いをお楽しみください。

Wightwick Mannor01
Wightwick Mannor02
Wightwick Mannor03

モリス・デザインの壁紙や調度品、上品な漆喰細工などで包まれた邸内の心地良さ。ここからインスピレーションを得た、優しい色合いのパターンが今回のコレクションに登場します。

 イングランド中部、ウォルバーハンプトンの郊外に佇む「ワイトウィック・マナー」は、中世の雰囲気を今に伝えるティンバー・フレーミングが見事なカントリーハウスとして知られています。
 1887 年にテオドール・マンダー 夫妻が購入し、往時の17紀の姿を甦らせた建物は、木骨造りの白と黒のコントラストが圧巻。インテリアは、自然をモチーフにしたウィリアム・モリスがデザインした壁紙や家具と、モリスが推進したアーツ&クラフツ運動のデザイナーたちのステンドグラスや漆喰彫刻などが、細部にわたってコーディネートされています。それらの美が醸し出す居心地の良さは比類がありません。
 マンダー家は邸宅をナショナル・トラストに寄贈した後もここで暮らし、ロセッティやバーン=ジョーンズなどのラファエル前派のコレクションを揃えました。そのコレクションは今も多くの人々を魅了しています。

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